胃が不調だと口臭が発生!その原因と解決方法は?

胃が原因の口臭

口臭の原因の9割は口の中のトラブルが原因とされていますが、胃の不調が原因で起こる口臭もあります。

もし胃に不調を感じているなら、それは胃が原因の口臭なのかもしれません。

 

いくら歯を磨いても口臭が治らない。胃がもたれる、ムカムカする、胸焼けがする。

こういった症状があるとき、我々の体にはどういった異変が起きているのか。そしてその対策はどうすべきか。

今回はその辺についてお伝えしたいと思います。

 

胃もたれが原因で口臭になる

胃もたれ

胃がもたれる。いわゆる消化不良の状態です。

ではなぜ消化不良だと口臭の原因になるのでしょうか。

そのメカニズムを見てみましょう。

1.消化されずに残った胃の中の食べ物が異常発酵を起こす。

2.発酵した悪臭の成分が血液に溶け込み全身をめぐる。

3.その血液が肺に到達し悪臭成分が呼気として排出される。

 

胃から血液へ。血液から肺へ。肺から息へ。これが臭いの原因の経路です。

ですから、歯磨きなどの口内ケアを行っていても、胃もたれで口臭が発生します。

 

胃の臭いと口臭は直接関係ない

胃もたれの場合は、胃の臭いと口臭には直接的な関係はありません。

消化不良によって発酵した食べ物の臭いが、胃から口へ漏れ出ることはほぼないということです。

胃の臭い

その理由は、胃と食道のつなぎ目に弁のような存在があるからです。下部食道括約筋という筋肉なのですが、普段は食道と胃を隔てるようにぴったり閉じています。そして食べ物を飲み込むときには食道から胃へ食べ物が落ちるようにゆるめる働きをします。

ですから基本的には、胃の臭いが口から漏れ出ることはありません。

 

icon-check-circleもしも胃の臭いが常に口から漏れ出ていたら

ゲップはくさいですよね。ゲップは直に胃から口へニオイが漏れた状態。

もしも胃のニオイが常に口から漏れ出ていたら、ゲップのニオイが常にするということになります。

下部食道括約筋には感謝ですね。

 

胃もたれの原因と対策は?

胃もたれが間接的に口臭の原因になることは分かりました。ではどうして胃もたれになるのでしょうか?

主な原因は以下の3つです。対策と合わせてご覧ください。

 

胃もたれ
icon-circle 食生活
油っこい物を毎日摂り続けていると胃がもたれる原因になります。

油を多く含むものは、消化に時間がかかります。消化に時間がかかるということは胃に負担が増大します。結果、食べ物が胃の中で停滞して消化不良を起こす。こういったメカニズムが発生しやすくなります。

icon-check-circle 対策方法

胃に負担かけないようにするにはよく噛むことが大事です。特に油物の料理のときは念入りに。よく噛むことで食べ物が細かくなり、消化がスムーズに進みます。キャベツや大根、カブなど消化の働きを助けてくれる野菜と一緒に食べると効果的です。

また人間の胃は寝ている間は活動が鈍くなりますので、就寝前の食事は控えたほうがいいでしょう。

 

ストレス

icon-circle ストレス

ストレスによって自律神経のバランスが乱れると胃の消化能力も弱まります。これは後述する胃酸過多にも関係してきます。睡眠不足や毎日寝る時間が違うなどの不規則な生活が体の疲れとなり胃へのストレスになります。

icon-check-circle 対策方法

基本的には真逆のことをすれば改善します。毎日同じくらいの時間に充分寝ることです。

 

加齢運動不足

icon-circle 加齢と運動不足

年齢を重ねていくごとに、胃のぜん動運動が低下し、消化に時間がかかるようになります。胃の活動時間が長い分、胃もたれの原因になりやすいです。

また、スポーツが趣味な方は別ですが、加齢とともに運動しなくなる方は多いのではないでしょうか。

運動不足によって体全体の筋肉量が低下し、胃の位置が下がってきます。すると胃のぜん動運動の能力もさがります。ぜん動運動は胃の筋肉の収縮によって消化を助けるものであり、機能が低下すると胃もたれの原因になります。

icon-check-circle対策方法

一番手軽にできる運動としては腹筋運動です。1日10回3セットでも毎日繰り返すことで全然違ってきます。時間があれば30分程度のウォーキングも効果的です。

 

胃もたれによる口臭の改善方法

上述した対策方法は効果がでるまでに時間がかかりますし、なかなか実感しにくいものです。もっと手軽に改善したい場合は胃薬を飲んだほうが改善は早いです。

ただ胃薬にも種類があります。胃酸の出すぎ対策に飲む胃薬は、胃酸を中和するため逆効果です。胃もたれの場合は消化を助けてくれる胃薬を選びましょう。第一三共胃腸薬(細粒)のようなタイプです。

 

 

胃酸過多が原因で口臭になる

胃もたれとは真逆の状態です。胃酸が出すぎることによって胸焼けなどの症状がでます。

胃酸は強力な酸で、その臭いも強烈です。ただ胃と食道のあいだには下部食道括約筋が存在するので、胃酸過多であればその臭いが口から漏れ出ることはありません。

ただし、下部食道括約筋を通り越して、胃酸が逆流してくる場合があります。逆流性食道炎という病気も同じ症状がみられ、これらの場合は口臭が発生します。胃酸のすっぱい臭いがそのまま口臭となって発生します

胸焼けは食道の出口が胃酸で炎症を起こすことでおこります。この場合はまだセーフ。口から胃酸による口臭が漏れ出ることはないですが、喉に炎症が起きて痛みや違和感があるなら口臭の原因になります。

 

 

胃酸過多の原因と対策

胃酸過多の原因は主に以下の2つ。対策と合わせてご覧ください。

 

icon-circle 食生活

アルコールやコーヒーを摂取していると胃酸が多量に分泌されます。食べすぎや飲みすぎなどの暴飲暴食でも胃酸の量が増え、胃酸過多になりやすくなります。

icon-check-circle 対策

アルコールやコーヒーは毎日飲むというかたは多いと思います。節度を守り適切な量を飲む。これくらいなら問題はありません。むしろ精神的にリラックスできることのほうが多いです。「飲みすぎない食べすぎない」基本的なことですがこれが1番の対策になります。

 

 

icon-circle ストレス

ストレスは人間の自律神経の働きを活発にさせます。そして胃酸は自律神経が活発になることでよく分泌されます。

icon-check-circle対策

ストレスを溜めないことが最重要です。旅行やカラオケ半身浴など外出先でできることや、音楽鑑賞やサプリの摂取など自宅でできることもあります。自分に合ったストレス解消法を探してみてください。

 

 

icon-check-circle胃酸過多だと胃もたれは改善される?

胃酸が多くでればそれだけ消化しやすくなる。結果的に胃もたれが改善されると思いますよね。

しかしこれは間違いです。

実際は胃酸が出すぎると、腸での酸の中和が間に合わなくなり、胃にこれ以上食べ物を送らないようにストップをかけます。すると胃の働きは止まり、胃の中で食べ物が消化されないまま残ることになります。

つまり胃酸過多は胃もたれの原因でもあったわけです。

 

胃酸過多による口臭の改善方法

すでに胃酸過多の疑いがある方でも胸焼けの場合は特に口臭に関係があるわけではありません。胃酸が喉や口内に達することで初めて口臭の原因になります。喉や口内に違和感や痛みがあるのですぐに分かるはずです。

しかしこの場合は胃酸過多というより逆流性食道炎を疑ったほうがいいかもしれません。

逆流性食道炎は放っておいて治るようなものでもありませんし、放っておけるほど無痛でもありません。自分で市販薬を買って対処するよりも早期に消化器内科を受診することをおすすめします。

 

 

 

 

 

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